そもそもクラウドソーシングとは、なんでしょう?
crowd(群衆)とsourcing(業務委託)を合わせた造語なんですが、特定の業務をインターネットを介して不特定多数の人に安価に外注することができるサービスのことです。
ウエブ上で受注(発注)から納品まで完結するため、利用する企業も実際に作業する人も増えてきています。
クラウドソーシングを利用したテープ起こしのメリット
受注する側は働く場所や時間に拘束されないため、フリーランスや主婦、退職者など幅広い人材にチャンスがあるというメリットがあります。
テープ起こしの仕事もクラウドソーシングという形式で仕事をするには適した業種といえます。
実際にクラウドソーシングのサイトを見てみると、多くのテープ起こし案件が出ています。
業者だと嫌がられてしまう小さい仕事でも、問題なく引き受けてくれる人がいますし、サービス利用に関する費用は一切なく、支払うのは、実際に発注した際の費用だけですというのもウリのようです。
テープ起こし以外でも、ホームページ制作やロゴデザイン、アプリ開発、イラスト、記事のライティング、HTMLコーディング、映像制作等いろんな案件があります。
受注する際には専門性を売りにすることが大事です。
例えば法学系に強いだとか、金融関係に強いだとか、医療系に強いだとか。自分の専門分野を売りにできれば、テープ起こしだけでなく、その先の原稿作成業務も合わせて受注できる可能性が上がります。
専門用語がたくさん出てくる案件であっても、クライアントから安心して任せてもらいやすいからです。依頼する側からしたら当然ですよね?
また、クライアントの中には一定数で「速い納期を希望している人」がいます。そのような人には即日納品のサービスが非常に重宝されるのです。
こういったクライアントが求めているのは料金の「安さ」ではなくて「速さ」であるので、作業単価は通常に比べ高額でも受注しやすいです。
クラウドソーシングを利用したテープ起こしのデメリット
クラウドソーシングは発注する側からすると簡単に利用できて、便利なサービスなんですが、受注する側は、クラウドソーシングのサイトから仕事も受けることで手数料が取られるというデメリットがあります。
手数料はサイトによって違いますが、受注額の1割から2割は引かれます。なので、作業料金は報酬としてまるまるもらえるわけではありません。
案件によってはさらに消費税が引かれたり、源泉徴収税が引かれたり、銀行振込の手数料も引かれる場合もあります。ほかにもテープ起こしの見積もり内容と作業内容が見合わない時があります。
クライアント側も気軽にテープ起こしの作業者を募集できるので、指示することや、質問対応に慣れてない人もたくさんいます。
相場よりも不当に安く受注させられたり、途中から難しい作業を追加発注されたりする場合もあるので注意が必要です。
また発注する側、クライアント側の注意点・デメリットとしては、慣れてない作業者も多い点が上げられます。不特定多数の人が参加できる分、やり取りになれていない方や、中には全くの初心者の方もいます。
使用するクラウドソーシングサービスにも異なりますが、作業者を選定する際は十分な注意が必要になるでしょう。
まとめ
クラウドソーシングでテープ起こしの仕事を発注・受注するのは簡単なようですが、やはり個人で仕事を請け負う、個人に発注するというリスクはある程度覚悟したほうが良さそうです。
依頼してみたが満足のいく仕上がりではなかった。簡単な気持ちで受注してみたら報酬に全く見合わない案件だった…。という事例は残念ながら数多く存在するようです。
依頼する際は、しっかりと作業者の経歴を確認すること。受注する際は案件内容をしっかりと把握することがとても大事になります。
作業する際は、多数のテープ起こし作業者が案件を奪い合う格好になるため、競争原理が働き、作業料金を不当に安くさせられたりする場合もあるので、よくクライアントを見極めて仕事を受けるのがいいでしょう。