お金を稼ぐ手段の一つとして、在宅や副業としてテープ起こしのお仕事をやってみたいという方もいらっしゃると思います。
テープ起こしとは簡単に言うと、録音された音声データを文字に起こす仕事です。他の業種に比べると参入障壁が低いと感じるのか、副業、在宅ワークとしてチャレンジしてみる人も多いようです。
在宅で出来る仕事には、いろいろな職種のものがありますが、その中でもとりわけテープ起こしは報酬が良い仕事といえそうです。
例えば60分の音声を文字に起こした場合で、おおよそ5,000円以上が相場と言えます。内容にもよりますが、専門的な知識を必要とする場合は、1万~2万円に報酬は上がります。
テープ起こしの技能を身につけて報酬を得たいと考えている方は、効率的にスキルを身につけることができる、テープ起こしの講座に参加してみるとよいと思います。
当管理人がおすすめしたいのが「OCOS」というテープ起こし講座です。詳細はこちら
おすすめの理由としては、テープ起こしに必要な技術や知識を身につけることができるのはもちろんのこと、講座の運営会社から率先してテープ起こしのお仕事をもらうことができるからです。
仕事をする量にもよりますが、テープ起こしは副業としても比較的稼げる仕事だと言えますし、収益化を目指したいなら講座に参加してみることをおすすめします。
なお、テープ起こしをする上で、特に必要な資格はありません。とはいえ、誰にでも簡単に高収入が得られるかというと、そうでもありません。
主婦の方で、家事の合間のスキマ時間や子育てをしながら空いている時間にやろうと思っている方には、おすすめできない仕事と言えるからです。
なぜならテープ起こしは、音声に集中してしっかり聞きこまないと出来ないからです。
小さいお子さんが泣いたりぐずったりするたびに、仕事が中断したり、いろんな周囲のノイズが聞こえてくるような環境の中では、きちんとした仕事は出来ないでしょう。
掃除、洗濯、買い物、食事の用意の合間時間にやろうと思っても難しいと思います。ある程度まとまった時間があって、周囲の雑音が聞こえない環境が必要になります。
テープ起こしの作業自体は、自宅でもカフェでも、パソコンとヘッドホンがあれば基本的にどこでもできますが、環境も大切になるのです。
副業や在宅ワークとしてテープ起こしに興味がある方は、まずはじめに、テープ起こしのルールについて確認することをおすすめします!
テープ起こしのルール
テープ起こしをおこなう各業者・会社は、原稿を作成するにあたってそれぞれ独自の表記ルールを持っているようです。 例えば同じテープ起こしの会社にテープ起こしを何回か作業を依頼して、納品のたびに原稿表記に違 ...
クラウドソーシングや、業者と契約してテープ起こしで稼ぐ
では実際に、副業・在宅ワークとしてテープ起こしで稼ぐにはどうしたらよいのでしょうか?テープ起こしを副業・在宅でするなら「クラウドソーシングサービス」がおすすめです。
クラウドソーシングに登録する
最近はクラウドソーシング(crowdsourcing)で、いろんな仕事やサービスを出品者と交渉してお願いすることができるようになりました。それを利用して、テープ起こしを個人的に受注して仕事をされている方も増えているようです。
例えば、クラウドソーシングで有名な「ランサーズ」ですと、以下のような案件があります。
- IT関係の動画素材インタビューのテープ起こし(31分)納期価格重視 報酬:5,000 円 から10,000 円
- MP3からの文字起こし(約50分)報酬:5000円
- インタビュー動画の書き起こし(11分)の仕事 報酬:1,000 円から2,000 円
様々な仕事を受注できるようになるまでには、評価を上げる必要がありそうです。
テープ起こしを副業で行う手順
テープ起こしを副業として行う場合、上記でもお伝えしましたが、基本的にはランサーズやクラウドワークスといった「クラウドソーシング」を利用して探すのが効率的です。
登録することで確認できますが、クラウドソーシングサービスには、様々なテープ起こしの案件が掲載されています。
- ランサーズ、クラウドワークス、ココナラといったクラウドソーシングに登録して案件を探します。
- 依頼があったら内容を確認して問題ないなければ受託します。
- 約束の納期までに指定された形式で、原稿を納品します。
- 修正などがあった場合は連絡が来るので指定されたとおりに修正を行います。
- 納品して問題がなければ、指定した銀行口座に作業料金が振り込まれます。
テープ起こしの業者と契約する
一方で、テープ起こしの業者と契約をして、業者から仕事を受注するというスタイルで仕事をされている方も多いようです。
雇用契約には、正社員、契約社員、アルバイトなど、様々な雇用形態があるようです。もちろん雇用契約の中で「在宅可」としている業者さんは多いようです。
どのような方が、テープ起こしのお仕事をされているか気になりますが、フリーランスで自宅で編集関係の仕事をされている方や主婦の方、会社勤めを終えて定年後にリタイアされた方など、いろいろな方がこの仕事をされているようです。
ただし、多くの方は副業程度のビジネスで、テープ起こしが本業と言えるまで稼げている方は少ないのが現状のようです。
以下は、テープ起こしをビジネスとして行っている、テープライターさんの体験談になります。是非、参考にしてみてください!
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テープライター(Kさん)
テープ起こしを始めたきっかけ・出会い 私がテープ起こしを知ったのは、団体職員として勤務しているときでした。インタビューした音声を外注に出すと、内容がそのまま書面になって戻ってきたのを見て、このようなお ...
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テープライター(Mさん)
テープ起こしを始めたきっかけ・出会い 外国語専門学校を卒業後、スポーツ関係の会社に就職。その後、金融業界へ転職。出産と同時に退職後、専業主婦をしていました。テープ起こしの仕事に興味があり、子どもたちの ...
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テープライター(Tさん)
・キャリア 約30年 ・四大英文科卒 テープ起こしを始めたきっかけ・出会い ワープロが発売されて手頃な値段になった頃、ワープロを使って家庭にいながら仕事をしてみたいと考えました。学生時代に英文タイプを ...
テープ起こしは簡単じゃない
テープ起こしの仕事をもう少し突っ込んでご説明しますと、企業等やいろんな機関で行われる会議や講演会、セミナー、インタビュー、座談会といった音声データをテキスト化していくという作業のことです。
音声のデータを起こすだけなので作業自体は簡単だろうというイメージがありますが、音声は多種多様で、一つとして同じ仕事はありませんし、それぞれにいろんな作業が発生します。
例えば、講演で一人の方がしっかり、はっきり、ゆっくりとわかりやすい内容の話をするという案件であれば、そう難しくはありませんが、そんな簡単な仕事はほぼないと言っていいでしょう。
音が歪んでいたり、反響していたり、録音レベルが低かったりして、聞き取りが難しい案件も決して少なくありません。
話者が複数存在している場合は、さらに難易度が上がります。1対1の会話なら簡単ですが、3人以上が参加している会議等の案件は、話者の特定作業が極端に難しくなります。
一人一人の声をきちんと覚えて、発言ごとに話者を当てはめていく作業は、やはり経験をある程度積まないと出来るようにはならないでしょう。
テープ起こし自体の仕事のニーズは、決して少なくありません。今は音声を自動で起こすソフトもありますが、まだその性能は低く、人がタイプして起こすレベルにはまだ達していません。もし完全にそれが出来るようになったときは、テープ起こしのニーズは無くなることでしょう。
会議や講演会、インタビューの文字起こしのニーズは、今のビジネスシーンでは、まず無くなることはないでしょう。会議の議事録はやはり文字ベースにしないといけませんし、瞬時にアクセスできませんから。
文字でアーカイブを作り、音声とセットで保存する必要があるので、そこに「テープ起こし」の需要が発生するのです。
タイピング自体が好きだったり、得意な方でも、実際にテープ起こしをしてみると、その難しさに気が付くと思います。
音声データの内容が自分の好きな分野や興味のある分野やならともかく、知らない世界の分野だとした場合、初めて聞く単語や聞きなれない単語も多く、何度も何度も再生を繰り返して聞かなければならなかったり、検索をして調べないとわからなかったりといろんなハードルがあります。
録音状態が悪かったりすると、何度も聞こえるまで繰り返し聞き直しをする必要があります。
ケバ取りで話し言葉を起こす場合は、相槌が多く、また繰り返しの言葉も多いような案件だと、それらのケバを取る作業も容易でありません。文字起こしが終わっても、それで終わりではありません。ミスが無いかのチェックを行う必要があります。
起こし間違えをしているところは無いか、段落や句読点の位置は適切か、話者の特定間違いはしていないか等を細かくチェックをする必要があります。この作業は起こすことよりも神経と時間を使う作業だと思います。
案件次第では60分の作業でもきちんと起こすとまるまる1日かかることもあるのです。
テープ起こしの講座もあります。ぜひ以下の記事も確認してみてください!
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テープ起こしに関する講座の紹介
テープ起こしは、社会的認知度が低く、速記士のように国家資格、公的資格はありません。 とはいえ、テープ起こしで収入を得ようと思ったら、それなりの勉強が必要になります。テープ起こしの講座はいろんなところで ...