テープ起こしを依頼する

分野別にテープ起こしを依頼するときに気をつけたいこと!

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テープ起こしを業者に依頼する際には、該当の音声が属する分野によって、依頼先をよく検討した方がよいでしょう。
大手の業者であれば対応できる各種人員を擁しているかもしれませんが、中小の業者の場合は、得意分野が異なる可能性もあります。

ここでは大まかに「医学・医療系」、「論文」、「法廷提出用・記録用」に分けて、注意点や依頼のコツについてまとめておきます。

医学・医療系

医療分野と一口に言っても、看護や介護も含め、様々な学会やセミナーなどが開催されています。

そういった会場で録音された音声のテープ起こしでは、当然ながら医学・医療系の知識を必要とします。専門用語も多いため、テープ起こしを見越した録音をする場合は、極力良質な音声として残すことを心がける必要があります。

クリアな音声であれば、その分正確なテープ起こしが期待できます。医療の専門用語にはドイツ語も多様されるので、綴りの知識も必要です。その他、英語のスピーチなども多いため、専門用語のみならず、英語にも精通した反訳者が在籍する業者が望ましいといえます。

過去の実績を見て、医学部や病院、看護学校、理学療法士などからのテープ起こし依頼を受けている業者を選定しましょう。歯科や薬科などは医療系の中でも特殊であることがあるので、また、特殊な分野だけに文字起こしの単価が気になりますが、必ずしも高額というわけではありません。

あくまでも業者によって異なり、この分野だからという理由だけで高くはなりません。

論文

論文作成時の取材音声データなどをテープ起こしをしたい場合に、最近ではスマホのアプリを使うこともできるようになってきました。

音声入力によるテキスト作成技術が向上しているのですが、とは言え、実用レベルかというともう一歩といったレベルです。やはり専門の業者へ依頼するのが賢明です。

しかし、論文と言っても裾野が広く、医学論文と同様にその分野における知識を有した反訳者でないといけません。細かいニュアンスや専門用語の理解がなければ、その分野特有の言い回しなどを正確に文字にすることは難しいでしょう。

論文のテープ起こしでは、その分野の元研究者であったり、実際にその分野で活動をされていた反訳者が対応できる業者がよいですね。少なくとも背景知識は必要です。

法定提出用・記録用

法定提出用・記録用のテープ起こしは、何らかの証拠となる証言や発言などをそのまま正確に文字にする必要があります。もともと「録音するために話されたものではない音声」の録音データも少なくないので、高度なテープ起こし技術が必要です。

また、利用目的も特に重要であることから、情報の客観性保持や個人情報が厳密に保護・管理されているかも重要な点です。秘密保持契約(NDA)についても事前に確認しておいたほうが安心できます。

翻訳会社とのやり取りは、依頼・支払も含めて、全て法律事務所を通すというのが一般的です。個人や自営業の場合は、弁護士や司法書士など、担当の方も含めて調整していく必要があります。

もし、法律事務所を通さない直接の依頼や金銭収受がある場合、そこには公平性の欠如が生まれます。こうした受注を受けている業者は逆に信用できませんのでご注意下さい。

法定提出用のテープ起こしでは、発言者が誰なのかも重要なポイントとなります。音質の良さを確保するために、録音時は周りの騒音が無い場所で行うのが望ましいといえます。

人混みや外部環境音が多い場所での録音では、テープ起こしが困難になるケースもあり得ます。発言者のみの発話が拾える部屋の中での録音が良いでしょう。

【テープ起こし技能講座「OCOS」の詳細はこちらより】

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